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アルベンガの壁の色

リビエラ海岸沿いの街には絵になる風景がたくさんある。世界遺産になった風光明媚なチンクエ・テッレ(Cinque Terre)の小さな街の魅力はまばゆい太陽の日ざしが映えるカラフルな建物の壁の色。アルベンガの壁の色も愛らしいピンクやオレンジ、イエローなどで彩られ、屋根の瓦の色にしても同調で統一されているイメージ。自然界と調和するような都市計画に基づいている建築物。アルベンガの街中にも素敵な壁の色がたくさんある。イタリアらしい壁の色を日本語で何色と表現すればいいのかしらとしっくりとくる言葉が見つからない。茶褐色(赤みのかった茶色)、黄褐色(黄色がかった茶色)、伽羅色(赤みがかった茶色)を思い浮かべてどの色を選択したとしても違和感があり、あれこれと想像をめぐらせていたときに「ああ、モディリアーニの色だわ」と閃めいた。イタリア人画家のモディリアーニの描く絵、妻ジャンヌ・エビュテルヌがモデルとなった作品の温かみのある赤茶色、モディリアーニの風情ある絵の色がいちばん腑に落ちるような気がする。

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ITALY THIS WAY 

by piccolo_fiore | 2012-04-13 14:51 | アルベンガ