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アルベンガの伝説 

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アルベンガにはポンテルンゴの聖母が海賊を撃退したという伝説が残っています。
1637年6月末にサラセン人の海賊が近隣のチェリアーレを襲撃し略奪を行い、300人が奴隷として誘拐されました。その後、7月2日にアルベンガの沖合いに船団を集結させ海賊が街を攻撃しようと迫ります。ところが、アルベンガに海賊が迫ったとき、ポンテルンゴのマドンナと呼ばれる聖母が強烈な光を放ち、海賊はそのまばゆい光に目がくらみ船に逃げかえりました。聖母の光がサラセン人の襲撃からアルベンガ人を護ったという奇跡のお話です。毎年7月2日にアルベンガではポンテルンゴの聖母祭りがあります。

それにしても海賊て怖いですね~008.gif
今、チェリアーレの海岸沿いの通りには極楽鳥花が咲き乱れています。

またアルベンガには「きらめく光」にまつわる伝説がもうひとつあり、ハンニバルの弟マゴーネが軍港を築いた話やさまざまな歴史的エピソードがあります。小さな街だけれどもキラリと輝る小粒のピアスのような街、大変興味深い街だと思います。


>>アルベンガの歴史
>>ポンテルンゴの聖母

by piccolo_fiore | 2012-05-03 06:00 | 歴史