カテゴリ:映画( 4 )

食べて祈り愛する

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世界中の女性から絶大な支持を受けるエリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説、「食べて、祈って、恋をして」。ジュリア・ロバーツを主演に映画化した人間ドラマで一躍有名になった原作者が古代ギリシアやローマ時代の精霊と創造性の関係性、妖精に言及し、ジーニアス(精霊)についてTED講演でユーモアたっぷりに語っています。実際、ローマ時代、フィレンツェ時代のルネッサンス、荘厳で華やかな芸術文化を鑑みると、創造性の源、芸術的なインスピレーションを人間に与える精霊の存在を信じたくなります。ボンペイの遺跡、壁画の写真集を見ながら、そんな話に導いてくれたお友達の真剣なまなざしを忘れることはありません。宗教を超越した、叡智、その偉大な力が、人間の想像力を導いていると。昨年、ミラノの大聖堂を訪れた時、この会話をふと思い出しました。

エリザベス・ギルバート 「創造性をはぐくむには」
人々が芸術家や天才に抱く無理な期待を巡ってエリザベス・ギルバートが考察します。そして、わずかばかりの一個人がジーニアス(天才)「である」のではなく、人間はみなジーニアスを「持っている」のだという急進的な考えを語ります。これは私的であり、可笑しいながらも、驚くほど感動的な講演です。
© TED Conferences, LLC



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by piccolo_fiore | 2013-01-05 04:00 | 映画

映画「スノーホワイト」 

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みなさま、暑い日が続きますが、夏バテされていませんか。体調に十分気をつけて、暑い夏を乗り切ってくださいね。今日は、大人でも愉しめるファンタジー映画をご紹介したいと思います。

シャリーズ・セロンの女優魂を感じる作品
白雪姫にたちはだかる邪悪な女王役はシャーリーズ・セロン。演技派の女優、シャーリーズ・セロンは永遠の若さと美貌に執着する王妃の役を見事に演じている。シャーリーズ・セロンの冷たい美しさが際立ち、王妃の美貌と狂気、豪華な衣装、CGや特殊メークがみどころ。若い娘から生気を奪う場面やエネルギーが切れてくるとみるみる彼女の美貌が干からびてくる様はそっとするほど恐ろしい。CGの特殊撮影のみならず、感動的なストーリ展開や魔物の世界で激しい戦いが繰り広げられる。魔法の鏡、毒リンゴ、グリム童話おなじみのエピソードが盛り込まれている。

新王妃となった魔女に父王を殺され、幽閉されていた姫は城を脱出して黒い森へ。魔法の鏡に「スノーホワイトの心臓を口にすれば永遠の若さと美貌が手に入る」と告げられた魔女は追っ手を放つ…。魔女とスノーホワイト姫の対決、二人の女優の熱演が強く印象に残る。魔女は意地悪で恐ろしい力を秘めているけれど、スノーホワイト姫は、鎧に身を包み、抵抗軍の先頭に立って魔女に挑みかかる。古典的な勧善懲悪なストーリー展開。


Biancaneve e il Cacciatore (2012) | Secondo trailer italiano ufficiale


このファンタジー映画のみどころは光と影の世界。ダークサイドな部分は映画「ロード・オブ・ザ・リング」を彷彿させる。そして、光の部分では、スノーホワイトが妖精たちに案内された先には水辺があって、まるで映画「もののけ姫」のような、神々しい大きな白鹿が現れる。森の妖精、精霊の木も映画「アバター」を彷彿させるような世界観。が、面白い映画とは、ストーリー展開とキャラクターがいちばん大切で、「スノーホワイト」は見るものを飽きさせない、究極のエンターティメントな作品に仕上がっている。

グリム童話誕生200周年
200年前、1812年にドイツで「グリム童話」は出版された。赤ずきん、白雪姫、ブレーメンの音楽隊…。魔法や魔女の存在が欠かせないヨーロッパのおとぎ話。女性が主人公でおとぎ話がベースといえば「白雪姫」「シンデレラ」「眠れる森の美女」といった古き良き時代のディズニーアニメのお家芸、お姫様がチャーミングな王子様に出会ってハッピーエンド。ところが、現代風のおとぎ話に改作された「グリム童話」の白雪姫が真実の愛に目覚めるときは…。





ストーリー...
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by piccolo_fiore | 2012-08-03 06:00 | 映画

イタリア映画 「あしたのパスタはアルデンテ」

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2010年のイタリア映画。フェルザン・オズペテク監督。(C)Fandango2010 

みなさま、パスタはお好きですか? 「あしたのパスタはアルデンテ」は、夏にぴったりのイタリア・コメディ。南イタリア、プーリア地方の美しい町レッチェ。伝統的なディナーのイタリア料理、珠玉のドルチェの数々、家の佇まい、インテリアや食器など愛でるものがたくさんある。爽やかな南イタリアの風を感じる映画。パスタ会社新社長となる長男の告白によって巻き起こる大騒動を発端に、家族の深い絆をユーモアたっぷりに描く、笑って泣けるとびきりの感動作です。最高にハッピーな高揚感人生には様々な不安が付きもの、家族や親友、恋人にも言えない秘密がある。でも自分に正直に何事も恐れず明日へチャレンジすれば、幸せはきっと来るはず!楽しく笑いながら、そこに詰まったメッセージに気づかされる。決断をする勇気をもつこと、自分の人生を幸せにするのは自分であること、本当に大切なものは決して去らないこと・・・。





参照:公式ウェブサイト(日本語)
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絶妙なストーリー....
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by piccolo_fiore | 2012-07-31 17:00 | 映画

フランス映画 「優雅なハリネズミ」

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パリの高級アパルトマンに住む人々の群像をユニークに描き上げ、今世紀フランス最大のベストセラーを記録した感動物語。フランスの「本屋大賞」受賞。フランスでは口コミで人気が広がり100万部も売れたそう。友人にプレゼントとして贈る人が多く「ギフトセラー」と呼ばれている。パリの高級アパルトマンの管理人をしている未亡人ルネの日常と、そのアパルトマンに住んでいる12歳の天才少女パロマの日記を交互に記した小説。 

自分の知性をひた隠し、アパルトマン管理人の典型を生きようとする未亡人ルネ。大人たちの世界のくだらなさに幻滅し、自殺を志願する12歳の天才少女パロマ。二人は並外れた感性と頭脳を持ちながらも、世間との係わりを拒み、自らの隠れ家にこもっていた。しかし、ミステリアスな日本人紳士オヅとの突然の出会いによって、二人の未来は大きく開かれるのだった。人生、恋、生と死の有り様に哲学的に、感動的に迫る。フランス人女性作家が贈る日本への愛にあふれる奇蹟の物語。

「苔寺の椿の花、京都の山の紫色、青磁器の茶碗、つかのまの熱情のなかの澄んだ美の開花、これらすべてに、憧れるのではないでしょうか?そして、西洋文明に生きる我々は、そこにたどり着くことはできないのでしょうか?」小津安二郎監督の「宗方姉妹」を見た主人公ルネの独白。日本人がすっかり古いからと切り捨ててしまっているものを、かえって外国人の方がそのよさに気づいている。

また言葉に関してもすごく感心させられる言及があった。パロマの日記に「文法は美につながる道だと思います。話したり、読んだり、書いたりするとき、その文章が美しいと気分がよくなります。美しい言い回しや美しいスタイルに自然に反応するのです」 

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DIAPORAMA: Découvrez les photos du tournage
Crédit photo : Thierry Brémond


「優雅なハリネズミ」というのは、パロマが上手に自分を防衛して隠れているルネを称していった言葉である。もちろんルネはとげとげしいところなどないけれど。「マダム・ミシェルは優雅なハリネズミです。外見は棘でがっちりした砦でおおっているけれど、こころはとても高貴な人だと思うのです」と、パロマは考えている。ルネとパロマ、二人は引っ越してきた日本人紳士オヅとの出会いで人生に光を見いだしていく。作者ミュリエル・バルベリの日本への愛を感じ、不思議と何度でも見たくなる魅力のある映画。




Muriel Barbery,Elegance Du Herisson


L'Eleganza Del Riccio


ミュリエル・バルベリ著 河村真紀子訳 「優雅なハリネズミ」


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by piccolo_fiore | 2012-07-04 19:41 | 映画