アルベンガの歴史
フランスの国境からイタリアのジェノヴァ近郊までをリグーリア海岸(Riviera ligure)と呼びます。リヴィエラと言う呼び方はイタリア語の海岸や湖岸を意味するRivieraから来ています。この地におそらく石器時代から住んでいたのはリグーリア人(liguri)という先住民族。現在もジェノヴァを州都とするリーグリア州にその名前を残していますが、文字をもたないこの民族の文献・考古資料は少なく、実態はほとんど解明されていません。ただ早くから河口の港が発展し、ローマの文献によれば、ギリシア人が通商のために寄港していたようです。ギリシア人はこの地を「セレネ(月の女神)の港」と呼び、ローマ人がその意を継承してルナ(Luna)と名づけたといわれ、半月形の地形のイメージがその由来ではないかという説があります。
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Ref: Albenga impressioni e colori
Comune di Albenga Patrizia Valdiserra
Photo by Roberto
by piccolo_fiore | 2012-05-06 06:00 | 歴史