ノベラスコ物語

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今から100年前、持続可能なビジネスを創め、地元で愛され続けているドライフルーツのブティック、ノベラスコ社の誕生物語をご紹介します。創業者のノベラスコ氏は先見の明をもっている人でした。自然からの恵み、いのちの循環を尊ぶ価値観。ノベラスコの在り方に興味をもって、調べてみると、地中海地域の果樹を使用し、少数多種な品揃え、食の安全を守り、オーガニック農法の研究など、これからの時代に必要とされるような、キーワードが頻繁にでてきます。

ドライフルーツとナッツのブランドとしてイタリアで人気のノベラスコ社。20世紀初期、若きベネデット・ノベラスコ氏は、将来はテクノロジーの著しい進歩と新しい輸送手段の発展により、国内外の貿易事業は益々発展していくことを予見します。まず最初に、地元の果物や野菜、モモ、アプリコット、アスパラガス、トマト、デリケートなアンティチョークを収穫し、アルベンガでパッケージ商品の販売を始めました。その後、海外貿易に進出し、ナツメヤシとレーズンを輸入します。フランスのマルセイユからナツメヤシの実を船積みで輸入し、アルベンガで加工、ドイツへ商品を出荷しました。これがマルセイエーズの誕生ストーリー。今日も伝統的なナツメヤシのパッケージは人気商品です。

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ベネデットの息子、ピューレ・ルィージ氏は、第一次世界大戦末期に家業を継ぎ、2000年初期まで会社経営に携わります。その後、ヨーロッパに販路を広げようと冷凍車両を備えたイタリアの鉄道会社を用いてビジネスを進展させました。そうして貿易事業はイタリア全土に拡大し、国内の最大48カ所にノベラスコの倉庫が点在します。また、スペインからイタリアへアプリコットの輸入事業をはじめて展開しました。

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ピューレ・ルィージ氏の経営手腕が発揮され事業は発展し、さらに彼の4人の息子がファミリービジネスに参入し、事業の専門化が進みます。そして、ノベラスコ社はドライフルーツ業界でイタリアのリーダー的存在となり、また世界中からも愛されています。

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ピューレ氏には発明の才があり、プルーンやほかの製品の加工処理に新技術を開発しました。ドライフルーツが風味を保ちながら、長期間でも店棚に陳列できるようになったのです。たとえば、オーガニック製品ソレルナは、良質な食べ物と生活改善のため企画開発され、世界初のソフトな無添加ドライフルーツをパッケージ商品にしました。

以上、2年前に環境NGOに投稿した翻訳より少し引用しました。いささか私見を述べると店内のインテリアは女性の特有の柔らかい雰囲気が上手く演出されているので、おそらく女性陣が手腕を発揮しているかと見受けます。あくまでも想像の話ですが、祖父の時代からマンマの存在が太陽となり、家族経営をサポートし、そのDNAが見事に受け継がれているのでしょうね。イタリアで着目すべき点は至る所に企業オーナーの魂が見受けられることです。特に食品関係は身近な世界。ワインしかり、チョコレートしかり。また伝統的なドルチェ(お菓子)の世界をつぶさに見ていくと一冊の本が書ける理由がわかります。イタリアの人が生来持っている衣食住へのこだわり、美意識は神さまの祝福でしょう。

長くなりました。最後までご覧いただきありがとうございました。

(出典:Noberasco

photo by Y.Yumiko
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by piccolo_fiore | 2012-12-29 06:00 | アルベンガ