ポルチーノの季節 

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イタリアで愛されているキノコ。ポルチーノは香りの女王様といわれるほど芳しい秋の味覚です。毎年、この時期になるとミルヴァがポルチーノを届けてくれます。はじめて彼女と会ったのは近所のスーパーマーケット。私がイタリアに来て間もない頃、キノコの王様、生のポルチーノを一目みたく出掛け、彼女にばったりと出会いました。「何を探してるの?」と聞かれ、「ポルチーノよ」と答えると彼女は一緒に探してくれました。その日、旬のポルチーノはまだ入荷されていなかったので、彼女にお礼を言って別れました。翌日、夫が仕事から帰宅した時、ポルチーニ茸を持っていました。「どうしたの?」と尋ねると夫が答えました。「今日、ミルヴァから貰ったんだ」。彼女は夫の職場までポルチーノを届けてくれたのです。

ポルチーノは自然発生品を採集するしかないため、生のきのこが出回る時期は限られます。毒キノコもあるので目利きのきく人に頼ることがいちばん安心です。地元の人は林中で食用きのこを採集し、うすくスライスにし乾燥させて保存します。

数年前、ミルヴァはロシア人の兄妹を養子に迎えました。今、子供たちは10歳近くになり、イタリアの学校に通い言葉もはやく覚え、子供の充実した暮らしぶりを人づてに聞きました。時々イタリアでは、肌の色が違う親子に出会います。ロシア、アフリカ、アジアの子供たちを養子に迎え、母親と幼い子供が手を繋いで歩いている姿にはキリスト教の精神が在ります。

今週は友人たちに沢山お世話になりました。ファブリッチョが沢山のグラスを届けてくれました。エンジーノが漆喰壁の手入れ法を教えてくれました。リディアから素晴らしいギフトを頂きました。時折、コミュニティ(共同体)の豊かさ、生身の人間がもつリアリティについて、肌身で感じることなど書き綴ってみたいと思います。目に見えない豊かさについて・・

みなさま、どうもありがとうございます。016.gif
愛と感謝をこめて・・


確実に幸福な人となる
ただ一つの道は人を愛することだ

ロシアの小説家
L.N.トルストイ



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by piccolo_fiore | 2012-10-26 19:48 | アルベンガ