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黄金のパンドーロ

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イタリアのクリスマスを象徴する焼き菓子のひとつ、パンドーロを買いました。
クリスマス前の4週間あまりの期間をアドベントと呼びますが、この頃になると、
スーパーマーケットではクリスマスのお菓子が山積みになっています。

パンドーロは、イタリアのヴェローナの銘菓。
卵黄をたっぷり使った生地の色から“黄金のパン”と呼ばれています。
ふわふわのスポンジケーキのような感じです。


イタリアのお菓子とキリスト教の関係
砂糖がまだヨーロッパに渡っていなかった古代ギリシャ、ローマ時代には、
果物やはちみつなどがドルチェ替わりに食べられていました。
当時は卵や牛乳、ぶどうなどを材料に、動物の形などに成形して、
神々への奉納物として供えられていました。

中世になるとこの製菓の技術は修道院で育まれます。
養蜂が盛んに行われていた修道院では、はちみつを使った
ドルチェを作る習慣が生まれました。
作られたお菓子は、巡礼者のみやげとして配られていたそうです。

この名残からか、イタリアのドルチェは今でも
キリスト教にちなんだものが多いのが特徴。
クリスマスの12月25日には、昼食にパネトーネを
食べるのが慣わしです。

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by piccolo_fiore | 2013-12-01 00:00